自然の乳酸菌と亜硝酸還元菌の働きを利用し、約一ヶ月かけて酒母を造った「生もと造り」の純米酒です。
京都産の米と伏見の水で醸した「京都産生もと」ははんなりとした丸みを持ちつつも、複雑で奥深い味わいと乳酸発酵によるミルキーな香りが愉しめる逸品です。
常温もおすすめですが、お燗にするとよりまろやかな味わいが楽しめます。
※山吹色のお酒です。
熟酒生もと造りの純米酒には、ペプチドやアミノ酸といった旨味成分が豊富に含まれており、また蔵で3年近く寝かせた熟成酒古酒のため、山吹色をしていますが、品質に全く問題ありません。
生もと独特の豊かな味わいを是非ご堪能下さい。
■種別 清酒 純米酒 ■産地 京都・伏見 ■製造元 招徳酒造(株) ■容量 1800ml ■原材料名 米・米麹 ■アルコール度数 16度 ■原料米 五百万石・日本晴 ■精米歩合 60% ■日本酒度 +3 ■酸度 2.1 ■アミノ酸度 2.1 ※この商品は出荷まで4〜5日かかる場合があります。
ご了承ください 。
●ギフト対応 ギフトマークの説明 (別ウィンドウで開きます) 【楽ギフ_包装】 【楽ギフ_のし】 【楽ギフ_のし宛書】 【楽ギフ_メッセ】 【楽ギフ_メッセ入力】 【楽ギフ_名入れ】 名入れのお酒 トップページは こちらをクリック ギフト対応結婚内祝いに贈る 名入れラベルのお酒♪
「ゴク」味ある出世酒!今、円熟醇美の真価に至る。
酒質剛健の酒は、古酒になるほど醇化し芳醇となる。
それは「出世酒」と呼ばれる。
「ゴク」味とは何ぞや。
大正10年(1921年)に出版された「杜氏醸造要訣」江田鎌治郎 著の中で 「ゴク」と云う言葉が使われています。
江田鎌治郎先生は、明治5年(1873年)新潟糸魚川に生まれ。
醸造試験所技師とし酒造技術の研究改良に心魂を徹されてきた醸造界の先達であります。
退官後は江田醸造研究所を設け、昭和30年には酒造技術に貢献した功績を認められ、紫綬褒章(しじゅほうしょう)を授与されました。
「山廃もと」、「速醸もと」も江田先生の発明です。
「杜氏醸造要訣」は酒造技術書の名著とされていまが、 その中の「強濃醇酒」の説明で下記のように書かれています。
「之は余程理想的な優等酒であつて、即ち可なり酒精分に富み「ハネ」強く旨味も甘味も、之に相当して居る所謂「ゴク」のある酒質剛健の醇良酒と云ふので、斯様な質の酒は俗に云ふ出精(出世を意味する)の出来る酒であって、即ち新酒よりも古酒となるに従ひ、益々醇化して芳醇の真価を現はすに至るもので、割水するもせざるも、何れにても飲み心地よく、且つ火持ちも概して良好であるから私は便宜上之を強濃醇酒、又は男性的銘酒と称へて居る。
」 昭和30年(1955年)、「酒造総典」を執筆された東京国税局鑑定官室 芝田喜三代氏は、その中で ゴク味とは、「米の完全な酒化で出来る、云うに云われない旨味。
と云うより言葉がない。
」と綴っておられます。
日本酒の香味は、日本の主食である「米」を麹によって糖化し、 米から出来た糖分を酵母の働きでアルコール発酵させます。
このとき同時にコハク酸や各種のアミノ酸も生じます。
日本酒の約75〜80%は水、14〜18%はアルコール分、そして4〜5%は微量のエキス分と 微量の香気成分が含まれています。
エキス分の中には約200〜300種類の物質が存在します。
それらが複雑に絡まって酒の風味を作り出しますが、解析することは難しいとされています。
酒の成分を詳細に分析しても明らかにならない、濃醇な「旨味」。
嗜好にはその時代によって気分と云うものがあり、受けいられるものが変っていきます。
お酒で云えば「淡麗辛口」と呼ばれる、綺麗で繊細なお酒が永らく人気を博しています。
「ゴク」ある酒は酒質剛健、その対極にあるお酒で、 最近の清酒は「ゴク味」不足のものが多くなっていると感じます。
そしてこの酒の特徴は 古酒にしても「ダレ」ない! 燗した時の調和が素晴らしい! 飲み飽きしない! ご紹介するお酒です。
↓ ↓ なんと!山吹色!! このお酒には3つのこだわりがあります。
・米だけで作る ・生もと造り ・長期熟成 ●米だけで造る このお酒を「純米酒」といいます。
ラベルに原料を見てみると「米・米麹」と記載されています。
純米酒でない場合は「醸造用アルコール」なども記載されます。
「醸造用アルコール」を添加すると、お酒の品質が悪くなる訳では ありません。
味を調える役割もあります。
ただ、「醸造用アルコール」が存在しなかった頃のお酒造りは 米と米麹だけで造っていました。
その米だけの味わいにこだわり造られたお酒です。
●生もと作り 昔のお酒造りの絵で、ひざ下程の高さの桶に、二人が向かい 合って棒のようなものでかき回しているのを見たことがある方も おられると思います。
あの棒が櫂(かい)です。
先は平べったい板になっています。
この作業で、糖化を進めるために「麹」と「蒸米」を混ぜ合わせます。
寒い冬の夜中から早朝にかけての作業で、大変つらい作業です。
この作業を山おろし または もと摺りといい、今ではほとんど行われ なくなった酒母造りです。
江戸時代より伝わるこの伝統な手法は 酒処 京・伏見の蔵元でも、唯一この招徳がだけが現在も行って います。
生もと造りの酒は、ハイテク管理された酒と違い、乳酸菌なども蔵に 漂っている自然界から取り入れ悪環境の中で、本当に強い酵母が 生き残ります。
そのため、コシが強く、複雑で厚みのある逞しいお酒となります。
●長期熟成 通常の日本酒は活性炭濾過によって色を抜き、無色透明にします。
その方が鮮度がいいような印象を受けるためです。
しかし、本来日本酒は搾った時は淡い黄色をしています。
この「長期熟成純米生もと酒」は搾った原酒を活性炭濾過せず、 また割水もせず、原酒のまま3年間タンクに寝かせます。
これにより、熟成しさらに色付き、山吹色のお酒となります。
やわなお酒だと年月に耐えられず劣化するでしょうが、 「生もと」で造られたお酒だからこそ、熟成し美味を生み出しました。
最初は3年の歳月を経たタンクの酒を試飲したところ、 味わいといい、色付きといい、なんともいえない魅力を発していた のでこの酒の販売が開始されました。
インターナショナルサケチャレンジ2009 「生もと山廃部門」で最高金賞(トロフィー)受賞 このお酒の「原酒」は2009年7月13日(月)、東京・港区のシェラトン都ホテル東京において開催された 第3回インターナショナル・サケ・チャレンジ(ISC)に出品されました。
ISCは本格的な国際的日本酒コンテストで、日本酒のエキスパートである日本人審査員員、海外から迎えたワインエキスパート、双方のエキスパートが一堂に会して日本酒を審査します。
日本全国の蔵元から120点を超える酒の応募があり、各分野のそれぞれについて、スティーブン・スプリエ氏(英ワイン雑誌「デカンタ」マガジンのコンサルタント編集者)をはじめとする海外審査員、および蓮尾徹夫氏率いる国内審査員が各賞を決定。
分野は「 大吟醸」、「純米大吟醸」、「吟醸」、「純米吟醸」、「純米」、「生もと・山廃」の6分野。
各分野で1銘柄だけ最高金賞(トロフィー)が決定されています。
(吟醸分野は今回該当なし) 「山吹色の長期熟成生もと純米酒」は「生もと・山廃」部門で最高の金賞(トロフィー)を受賞。
その複雑で独特な香味が世界に認められました。
造り手は、競合ひしめく酒処 京・伏見で注目の女性杜氏。
酒造りで「灘」と双璧をなす「伏見」。
その伏見の地で注目を浴びている女性杜氏 大塚真帆。
伝統を受け継ぎながらも個性を発揮する酒造りに挑む。
自分だけ たったひとつのオリジナルラベル ♪
兎角、酒呑みはうるさいもの。
そんな日本酒好きのあの人に、「ゴクあり、押しあり、色あり」の 手づくり酒を「名前・メッセージ入り」ラベルで贈ってみては。
常温で複雑な味わいを楽しめますが、 抜群の燗上がりする酒で、 燗した時はまろやかで別の酒のように生まれ変わります。
送料込み価格 (北海道・沖縄除く) 北海道・沖縄へのお届けに限り、送料別途630円となります。
ご注文時は送料0円が表示されますが、当店からお送りする 「ご注文確認メール」にて送料追加後の明細をお知らせいたします。
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